キウイは、美味しくて健康的なフルーツの代表格です。食物繊維やビタミン、ミネラルなどの豊富な栄養素を含み、様々な健康効果が期待できるキウイですが、その1つに「睡眠の質を良くする」というものがあります。
今回は、キウイと睡眠の関係性について紹介します。キウイを食べると睡眠の質が良くなるといわれる理由や、睡眠に効果的な食べ方など分かりやすく解説するので、夜あまり眠れなくて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね◎
キウイに含まれる栄養素

キウイには体に良い栄養素が豊富に含まれており、積極的に食べることで様々な効果が期待できます。キウイに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
栄養素 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 51kcal |
たんぱく質 | 1.0g |
脂質 | 0.2g |
炭水化物 |
|
ビタミンC | 71mg |
ビタミンE | 1.3mg |
葉酸 | 37μg |
カリウム | 300mg |
カルシウム | 26mg |
マグネシウム | 14mg |
キウイは特にビタミンCが豊富で、100gあたり71mgも含まれています。これは1日の推奨摂取量を十分に満たす量であり、フルーツの中でもトップクラスです。ビタミンCには美肌づくりに欠かせないコラーゲンの生成を助ける働きや免疫力向上、抗酸化作用による老化防止などの効果が期待できます。
さらに、便秘解消に効果的な水溶性食物繊維「ペクチン」や、貧血防止に役立つ葉酸も豊富に含まれています。
これらの栄養素を効率よく摂取できるキウイは、睡眠の質向上をはじめ、健康や美容に効果的なフルーツといえるでしょう。
こちらの記事では、キウイの栄養や効果についてより詳しく紹介しています。気になる人は、ぜひ合わせてチェックしてくださいね!
キウイが睡眠に良いとされる理由

キウイを食べると睡眠の質が良くなるとされる理由は、キウイに含まれる以下の栄養素の働きが関係しています。
栄養素 | 働き |
---|---|
セロトニン | 夜の睡眠を促すメラトニンの生成を促し、気分を安定させることで睡眠の質を向上させます。 |
トリプトファン | 体内でセロトニンやメラトニンを作り出す基礎となる栄養素で、夜の睡眠を促す働きがあります。 |
ビタミンC | 抗ストレスホルモンの合成に必要な栄養で、摂取するとストレス軽減に繋がり、睡眠の質を向上させます。 |
葉酸 | 貧血を予防して血流を改善する効果があり、手足の冷えを防ぐことで特に冬の寒さによる不眠に効果的です。 |
食物繊維 | 血糖値を安定させる効果があり、深い眠りである徐波睡眠が妨げられにくくなります。 |
これらの栄養素の働きにより、キウイを食べると睡眠の質が良くなるとされています。台湾の台北医学大学の研究では、睡眠障害のある成人が4週間にわたり就寝1時間前に2個のキウイを食べたところ、睡眠の質を測るPSQIスコアが42.4%改善されました。また、総睡眠時間が13.4%増加し、睡眠効率も5.41%向上したことが報告されています。
睡眠に効果的なキウイの食べ方と注意点

睡眠の質向上に効果的なキウイですが、その効果をより高めるには、食べ方にいくつかコツがあります。ここでは、睡眠に効果的なキウイの食べ方と注意点について解説します。
就寝1時間前に食べる
睡眠の質向上を目指すなら、キウイは就寝の約1時間前に食べるのが最適です。これにより、キウイに含まれるセロトニンが睡眠改善効果を発揮しやすくなります。どうしても難しい場合は、夕飯にキウイを取り入れるのがおすすめです。
また、就寝前にキウイを食べる際は、バナナとの組み合わせを避けましょう。それぞれの酵素が消化に影響を与え、栄養素の吸収を妨げる可能性があります。
生で皮ごと食べる
可能であれば、キウイは皮ごと食べることをおすすめします。皮には果肉と同様に豊富な栄養素が含まれており、特に食物繊維が多く含まれています。これにより、より多くの栄養を摂取できます。
また、キウイに含まれるトリプトファンやビタミン類の多くは、加熱や冷凍によって壊れ、失われてしまう恐れがあります。睡眠に効果的な栄養素を無駄なく摂取するためにも、キウイは加熱や冷凍をせず、生のまま食べましょう。
1日の適量を守る
キウイの食べ過ぎには注意が必要です。キウイには豊富な栄養素が含まれていますが、摂り過ぎると睡眠の妨げになる場合があります。
例えば、キウイに含まれるクエン酸は過剰摂取すると胃痛や胃もたれを引き起こす可能性があり、睡眠の質を低下させる恐れがあります。また、キウイに含まれる「アクチニジン」というタンパク質分解酵素は、過剰摂取すると胃腸に負担をかけ、下痢の原因となることがあるため、摂り過ぎに注意が必要です。
台北医学大学の研究では、4週間にわたって就寝前に2個のキウイを食べることで、睡眠の質が向上したという結果が得られています。さらに、厚生労働省と農林水産省が策定した「食事バランスガイド」では、果物の1日の摂取目標を200gとされているため、この目標に基づき、キウイは1日2個を目安に食べるのが効果的といえるでしょう。
キウイを食べて質の良い睡眠をとろう!
今回は、キウイと睡眠の関係性について紹介しました。キウイには、体に良い豊富な栄養素が含まれており、セロトニンやトリプトファンなどの働きによって、睡眠の質を良くする効果が期待できます。
また、その効果を最大限に引き出すには、就寝1時間前に皮ごと生で食べるのがおすすめです。1日の適量は2個を目安とし、食べ過ぎには十分注意しましょう。
甘酸っぱく爽やかなキウイを美味しく食べて、質の良い睡眠をとりましょう!