レッドキウイの魅力を徹底解説!味・栄養・販売時期からグリーン・ゴールドキウイとの違いまで【管理栄養士監修】

レッドキウイの魅力を徹底解説!味・栄養・販売時期からグリーン・ゴールドキウイとの違いまで【管理栄養士監修】
平石奈月
監修者

平石奈月

管理栄養士

キウイといえば緑色や黄色の果肉が定番ですが、近年、果肉が赤い「レッドキウイ」が注目を集めています。

海外産の「ゼスプリ・ルビーレッド」などの登場で認知度が広がったレッドキウイですが、実はニュージーランド産だけでなく、日本でも希少な国産レッドキウイが栽培されています。販売時期がごくわずかな期間限定の珍しいフルーツです。

今回は、レッドキウイの特徴や味、豊富な栄養価、定番のグリーン・ゴールドとの違いや美味しい食べ頃の見極め方まで詳しく解説します。

そもそもレッドキウイとは?特徴と魅力

果肉の中心が宝石のように赤いレッドキウイは、見た目の珍しさだけでなく、味わいや栄養面でも多くの魅力を持っています。

熟したベリーを思わせる芳醇な香りと高い糖度が特徴で、キウイ特有の強い酸味が控えめなため、酸っぱいフルーツが苦手な方でも美味しく食べられます。果肉の赤さは、ポリフェノールの一種である天然の抗酸化成分「アントシアニン」によるものです。

栄養も、日々の健康や美容に役立つ成分が含まれています。

  • アントシアニン:高い抗酸化作用を持ち、目や体の健康維持をサポートします。
  • ビタミンC:皮膚や粘膜の健康維持を助けます。
  • 食物繊維:お腹の調子を整え、スッキリとした毎日を支えます。
  • カリウム:余分なナトリウムの排出を助けます。

甘くジューシーで食べやすい上に、美容や健康に嬉しい成分を一度に摂れるのがレッドキウイの大きな魅力です。

キウイの栄養についてはこちらの記事でも解説しています◎


国内で栽培されるレッドキウイの品種

スーパーや果物店で見かける機会が増えたレッドキウイですが、日本国内でも栽培されています。生産量が限られているため市場に出回る期間はごくわずかですが、秋の高級ギフトや自分へのご褒美として人気を集めています。国内で手に入る代表的な品種をご紹介します。

レインボーレッド

  • 主な産地:福岡県、静岡県、愛媛県など
  • 旬の時期:10月〜11月頃

国産レッドキウイの中で最も知名度が高い定番の品種です。果肉の中心部から広がる赤いグラデーションが美しく、表面にうぶ毛がほとんどないのが特徴です。酸味が非常に少なく、口いっぱいに広がる強い甘みとジューシーな果汁を堪能できます。

紅妃(こうひ)

  • 主な産地:香川県、愛媛県、福岡県、静岡県など
  • 旬の時期:10月〜11月頃

小ぶりな果実にぎゅっと甘みが詰まった希少価値の高い品種です。完熟すると糖度が20度近くなることもあり、キウイ特有の強い酸味や舌への刺激がほとんどありません。とろけるような柔らかい食感と、濃厚な甘みが魅力です。

さぬきエンジェルスイート

  • 主な産地:香川県(県内限定で栽培)
  • 旬の時期:11月上旬〜12月上旬頃

香川県で開発されたオリジナルのレッドキウイです。果肉の種周辺が「天使の輪」のようにリング状に赤く色づくことから命名されました。極めて糖度が高く酸味が控えめで、高い品質基準を満たしたものはブランド果実「さぬき讃フルーツ」として流通します。

レッドキウイとグリーン・ゴールドの違いは?

ここでは味わいや見た目、栄養成分、産地や販売時期について、レッドキウイとグリーン・ゴールドキウイを比較していきます。気分やシーンに応じた色のキウイを選んで楽しむのも良いですね。

味・見た目の違い

一番に気になるのは、そのおいしさですよね。味や見た目の特徴について、一般的なグリーンやゴールドのキウイと比較して、どのような違いがあるのかまとめました。

項目 グリーン ゴールド レッド
味わい 甘みと酸味があり、スッキリとした後味 甘く、トロピカルな味わい ベリーのような濃厚な甘み
酸味 強め 程よい ごくわずか
大きさ 標準的(80g〜120g) やや大きい(100g〜150g) やや小ぶり(70g〜100g)
外皮 茶色・うぶ毛あり 薄茶色・うぶ毛が少ない 茶褐色・うぶ毛がほぼない

レッドキウイの一番の特徴は、「ベリーのよう」と表現される、濃厚な甘みです。酸味がほとんどなく、甘みが強いのが特徴です。また、グリーンやゴールドと比較し、やや小ぶりで、外皮にうぶ毛がないのも特徴です。




栄養成分の違い

レッドキウイは、赤い果肉を持つレッドキウイの一種です。普段、食べ慣れているグリーンキウイやゴールドキウイとは見た目や味に違いがありますが、実は栄養成分にも違いがあります。グリーン、ゴールド、レッド、それぞれのキウイに含まれる栄養成分の特徴を以下にまとめました。

グリーンキウイ

食物繊維やアクチニジンの含有量が多く、お腹の調子を整えるのに役立つ。体内の余分な塩分の排出を促すカリウムも豊富で、むくみの解消や予防も期待できる。

ゴールドキウイ

ビタミンCやビタミンEの含有量が多く、美肌効果が期待できる。貧血予防や妊娠中の方の栄養補給に欠かせない葉酸も多く含まれる。

レッドキウイ

ビタミンCの含有量が多く、抗酸化作用が期待できる。ポリフェノールの一種であるアントシアニンを含んでおり、抗酸化作用や目の健康維持に役立つ。

同じキウイでも、種類によって摂取できる栄養成分の量や効果に違いがあります。レッドキウイには、グリーンやゴールドキウイにはほとんど含まれないアントシアニンが含まれていることが特徴です。

健康や美容を意識して、キウイを食事に取り入れるなら、それぞれの栄養成分に注目して選ぶのもおすすめです。


産地や販売時期の違い

レッドキウイの種類や時期は?豆知識クイズ

Q.1
「赤いキウイ」といえばニュージーランド産の『ゼスプリルビーレッド』が有名ですが、実は日本国内でも独自の赤いキウイが栽培されています。主に福岡県や静岡県などで作られている、国産レッドキウイは次のうちどれでしょう?
Q.2
海外産の「ゼスプリルビーレッド」は春(4月〜5月頃)の約1ヶ月間しか出回りませんが、日本国内で栽培されているレッドキウイが生産されるシーズンは次のうちいつでしょう?

1年を通してスーパーで見かけるキウイですが、じつは種類によって販売時期や産地が異なります。特に、販売時期は海外産と国産とで全く異なるため、注意が必要です。

海外産のキウイの販売時期と主な産地は以下の通りです。

種類 販売時期 主な産地
グリーンキウイ 5月〜12月頃 ニュージーランド
ゴールドキウイ 4月〜12月頃 ニュージーランド
レッドキウイ 4月〜5月頃 ニュージーランド

次に、国産のキウイの販売時期と主な産地は以下の通りです。

種類 販売時期 主な産地
グリーンキウイ 11月〜5月頃 愛媛、和歌山、福岡など
ゴールドキウイ 11月〜2月頃 愛媛、佐賀、香川など
レッドキウイ 10月〜11月頃 静岡、福岡、香川など

レッドキウイはグリーンやゴールドに比べて生産量が少なく、海外産も国産も年間でわずか1ヶ月程度しか出回らない希少なフルーツです。

季節ごとに産地をチェックして、食べ比べてみてはいかがでしょうか。

失敗しないレッドキウイの選び方と「食べ頃」の見極め方

ここでは店頭でレッドキウイを選ぶ時のポイントや、食べ頃の見極め方、ご自宅での保存方法を紹介します。

店頭でチェックすべきポイント

食べ頃で美味しいレッドキウイを選ぶには、以下のポイントに注目しましょう。

  • 表面に傷がなく、果実がふっくらとしている
  • 褐色のサビ状の模様が混じっている
  • 適度な弾力があり、柔らかすぎない

レッドキウイは希少な品種なので、店頭で見つけた際はぜひ試してみてください。適度に熟した、傷のない果実を選ぶことで、本来の美味しさを存分に堪能できますよ◎

「最高に甘い」タイミングの見分け方

レッドキウイが食べ頃かどうかは、見た目では判断できず、片手で優しく包み込んだ時に軽く弾力を感じるかどうかで見分けます。熟した桃やアボカドのような、ふんわりとした弾力が感じられれば食べ頃です。

また、キウイは枝とつながっていたヘタ部分の方より、花の咲くお尻の方がより糖度が高いと言われています。上下半分に切り分けて食べる場合には、ヘタ部分の方から食べると、甘みの感じ方が薄れず最後までおいしく食べられます。

レッドキウイの保存方法

レッドキウイの保存方法は熟度によって異なります。

完熟する前の保存方法

まだ硬く熟していないレッドキウイは、常温保存して追熟させましょう。常温保存する際は、直射日光の当たらない、風通しの良い場所に置きます。バナナやリンゴと一緒にビニール袋に入れておくと、追熟を早めることができます。

完熟した後の保存方法

適度に柔らかくなり食べ頃になった後は、冷蔵で保存します。乾燥を防ぐためビニール袋やポリ袋に入れて口をしっかりと閉じ、野菜室で保存しましょう。完熟した後はあまり日持ちしないため、できるだけ早めに食べ切るのがおすすめです。

もっと美味しく!健康的に食べるポイント

レッドキウイは半分に切ってスプーンですくうのが最も手軽な食べ方です。うぶ毛が少ないため、しっかり洗えば皮ごとスムージーにするのもおすすめです。

ヨーグルトと一緒に食べると苦くなる?

キウイに含まれるタンパク質分解酵素「アクチニジン」が、ヨーグルトの乳タンパク質を分解して苦味成分をつくることがあります。苦みを防ぐには、食べる直前に混ぜるのがポイントです。

「朝」と「夜」どっちに食べるのが効果的?

キウイを食べるなら、朝食か、夕食のデザートか…。実は、どちらの時間帯にもそれぞれのメリットがあります。それぞれの時間帯に期待できる効果を紹介します。

朝キウイ

ビタミンCやアントシアニンの抗酸化作用により、日中の紫外線やストレスに備えた美容・健康サポートに役立ちます。

夜キウイ

食物繊維や酵素が夜間の消化を助けるほか、睡眠の質をサポートする栄養素(セロトニン等)の補給にも期待できます。

まとめ|1ヶ月しか味わえない赤いキウイを逃さないで!

赤く美しい果肉と、ベリーのような濃厚な甘みを持つレッドキウイ。ビタミンCやアントシアニンなど体に嬉しい栄養素が詰まった、見た目も鮮やかなフルーツです。

販売時期が春と秋の限られた期間のみとなっていますので、見かけた際や旬の時期にはぜひ手に取って、その特別な美味しさを体験してみてください。

国内産のレッドキウイを試してみたい方は、産地直送のECサイトを活用するのがおすすめです!栄養たっぷりで鮮やかな赤色のキウイは、贈り物としても喜ばれること間違いありません。ぜひ、出回る時期をチェックして、赤いキウイの魅力を試してみてくださいね!

参考サイト

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平石奈月
監修者

平石奈月

管理栄養士

歯科医院で食事指導と口腔環境の改善に携わる栄養士としてキャリアをスタート。その後、国立研究機関での勤務を経て、現在は歯科衛生士養成校にて生化学・栄養代謝学・化学の講義を担当している。『楽しく・美味しく・元気に食べる』をモットーに、糖尿病療養指導士としての知識を活かしながら、特定健康診査の受診者を対象とした生活習慣病予防や栄養指導にも取り組んでいる。